4月5日(金)に発売される松井玲奈さんの短編小説集「カモフラージュ」(集英社)の表紙デザインが公開されました。
装丁は岩瀬聡さん、カバーアートワークは武居功一郎さんが手がけているそうです。
装丁も帯のコメントもとても素敵なものになっています。
敬愛する島本さんと、森見さんからコメントをいただけるなんて夢のようでした。 https://t.co/vm6WharyXM— 松井玲奈 (@renampme) March 6, 2019
カモフラージュ
Amazonより。
あなたは、本当の自分を他人に見せられますか――。
恋愛からホラーまで、松井玲奈が覗く“人間模様”。鮮烈なデビュー短編集。
「ハンドメイド」 ※書き下ろし
いつもよりカバンの重い日が好きだ。お昼の弁当に加えてもう二つ、
に彼と食べる用の弁当を作る。食べる場所は決まって“ホテル”で――。
「ジャム」
僕のお父さんは一人じゃない。お父さんの後ろには、真っ白な顔のお父さんたちが並んでいる――。悪夢的奇想、ホラー怪作!
「いとうちゃん」 ※書き下ろし
メイドになりたい。その一心で上京した十八歳の“いとうちゃん”は、メイド喫茶で働き始めるものの、ストレスから体重が増加してしまう。痩せ方がわからず、周囲にも疎まれ不安を募らせていくが――。
「完熟」 ※書き下ろし
何もない退屈な田舎での夏休み。年上の雰囲気を身にまとう女に僕は出会う。彼女は水辺で一心不乱に桃を食べていて……。そんな昔の記憶が、大人になった僕のフェティシズムを刺激する――。
「リアルタイム・インテンション」
巷で人気の仲良しYouTuber三人組。本音を吐露してしまうという“本音ダシ鍋”を食す企画の生配信で、事件は起きる。
「拭っても、拭っても」
広告代理店に勤めるアラサーのゆりは、半年ほど前まである癖(へき)を持つ男性と付き合っていた。その彼に理不尽にフラれたことが心の傷になっていて――。失恋と再生の物語。