NGT48 山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんが21日、NGT48劇場で行われたチームG「逆上がり」千秋楽公演にて、グループからの卒業を発表しました。

3人は5月5日、6日のパシフィコ横浜が最後の握手会になり、5月18日に卒業公演を行います。

山口は先月21日の第三者委員会による調査結果の報告について、ツイッターでリアルタイムに不満を吐露。「なんで事件が起きてからも会社の方に傷つけられないといけないんでしょうか」と訴えた。また、前日に有料会員向けメールで、「明日が来て欲しくない」と心境を伝えたと報じられていた。

NGT48を巡っては、山口が昨年12月、自宅に押しかけた男性2人から暴行を受けたことやメンバーの関与、運営側の不対応を1月8日夜~9日早朝にかけて動画配信やSNSで告白。1月10日に新潟市内のNGT48劇場で行われた3周年記念公演では、被害者の山口が騒動を謝罪して波紋を広げた。

その後、NGT48を運営するAKSは第三者委員会を設置して調査を行ったが、その報告会中に山口本人がツイッターで否定するなど、騒動に収束の見通しが立っていないなか、今月11日、「NGT48は現在のチーム制度を取りやめ、新たに、NGT48 1期生と研究生として再スタートを切ることに致しました」ととチーム解散を報告。メンバーの山口が昨年12月に暴行被害を受けたことが今年1月になって発覚後、研究生公演やソロ公演は行っていたが、チーム公演は行っていなかった。4月前半の劇場スケジュールはすべて「休館日」となっていた。

NGT48山口真帆、卒業を発表「今の私にNGT48のためにできることは、卒業しかありません」 | ORICON NEWS

以下、山口真帆さんのコメントです。

私、山口真帆はNGT48を卒業します。
今日はちゃんと紙に書いてきたので、皆さんへ今まで黙っていた思いを言いたいと思います。

私はアイドル、そしてこのグループが大好きでした。
だからこそ、このグループに変わってほしかったし、自分がつらかったからこそ、大切な仲間たちに同じ思いをしてほしくないと、すべてを捨てる覚悟で取った行動でした。

事件のことを発信した際、社長には「不起訴になったことで事件じゃないということだ」と言われ、そして今は会社を攻撃する加害者だとまで言われていますが、ただメンバーを守りたい、真面目に活動したい、健全なアイドル活動ができる場所であってほしかっただけで、何をしても不問なこのグループに、もうここには私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました。

目をそらしてはいけない問題に対して、「そらさないなら辞めろ。新生NGT48を始められない」というのが、このグループの答えでした。
だけど、この環境を変えなければまた同じことが繰り返されると思い、今日までずっと耐えて最善を尽くしましたが、私にできたことはほんのわずかなことでした。

私には人の命より大切なものがなにか分かりません。
大切な仲間たちが安全にアイドルをできる毎日になってほしいと、心から願っています。

そして、私がこうして世間に発信してからも、寄り添ってくれたのは、(長谷川)玲奈と、(菅原)りこと、もふ(村雲颯香)でした。
みんなの今後が決まったらこの発表をすると決めていました。
今の私にNGT48のためにできることは、卒業しかありません。
ファンの皆様には、本当に申し訳ないと思っております。

■残るメンバーへ「これからの人生を真っ直ぐに生きて」

たくさんの方が応援してくれて、私のもとには同じような被害に遭った方からのメッセージが寄せられ、私を見て勇気や元気が出たという方もいました。
ですが、結果的にこのような形になったこと、そのような方たちの希望も無くしてしまったんではないかと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
正しいことをしている人が報われない世の中でも、正しいことをしている人が損をしてしまう世の中ではあってはいけないと、私は思います。

たくさんの方が私のために自分の時間を削って、私のことを支えてくれました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今後は皆さんのご自身ために、楽しいことに時間を使い、幸せになってほしいです。
みなさんが私に幸せになってほしいと願ってくれたように、私もそう願っています。

そして、私を今まで支えてくださったファンの皆さん、このような形で卒業することになってしまい、本当に申し訳ありません。
以前のように歌って踊って、毎週のように握手会があって、お互いにに「またね」と言い合いたいのですが、5月5日と6日で最後の握手会となります。
今までお休みをさせていただいた握手会も、そこで振替をさせていただきます。

そこで「またね」の続きができたらうれしいなと思います。
そこでは一緒に夢の話をしましょう。

最終活動日は、玲奈とりこと一緒に5月18日の卒業公演となります。
ケガで今日の公演に出られていなかったりことリハビリを頑張って、またステージで笑顔で、今度は夢に向かって歩いていく姿を皆さんに見せることができたら、うれしいです。

私がこれからできることは、今の苦しい姿ではなくて、笑顔で幸せな姿を見せて、皆さんに元気を与えることだと思います。
みなさんが私を助けてくれたように、私も困っている人に手を差し伸べられる人でありたいなと思います。

そして、今回のことで私はNGT48にならなきゃよかったんじゃないかって、思うこともありました。
だけどやっぱり、こうやってみんなでステージに立って、みんなで公演をして、ファンの方に声援を頂いて、メンバーのみんなやファンの皆さんと出会えたことが幸せです。
NGT48になってよかったと思います。
メンバーのみんなにも、ファンの皆さんにも、これからの人生を真っ直ぐに生きて、みんなには笑顔で笑っていてほしいなと思います。

残り1ヶ月もありませんが、最後まで一人の人として、NGT48として、みなさんに今度は笑顔でまたお会いできたらうれしいなと思っています。
あと少しの間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

NGT48山口真帆、卒業発表「このグループに変わってほしかった」【コメント全文】 | ORICON NEWS

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